「人はパンだけで生きるものではない。」（聖書マタイによる福音書4：4）
と言われるように、パンは生きる目的ではなく手段です。
でも、目的と手段がすぐにひっくり返ってしまうのが、私たち人間です。

「食べるために生きるのではなく、生きるために食べる」
成熟社会に入った日本では、お金や地位のために生きるのではなく、
ようやく本来の人生の豊かさために生きられる条件が、
整ってきたように思われます。

『ごんと高野山体験』プロジェクトは、
高野山の案内犬『ごん』をガイド役として、
（苦悩の中にある人々を立ちなおりのいのちへと導いていったワンちゃんです。）
また、高野山に代表される伝統宗教の智慧のプログラムを指針として
自分自身を見つめなおし、
様々な煩いや囚われから解き放たれて、
本当に大切で大きないのち価値から、
ライフスタイルやワ－クスタイルを見直していこうという
取り組みです。

具体的には、
１．Webサイト『パンセ・ドゥ・高野山』の運営
２．開創1200年を機とした高野山体験の提供と伝統宗教からの学び
３．高野山周辺地域を中心した、都市と地方の交流プログラムの推進
４．生きる手段としての暮らしの基盤を支える福祉との連携
５．社会性と収益性を両立させ、生き方の豊かさを支援する企業との連携
６．映画等『ごん』の物語の作品化による、シンボルとしての『ごん』の普及
７．ペットライフを通じた、いのちの関わりの豊かさの学び

などの取り組みから、成熟社会のライフスタイル・ワ－クスタイル・ビジネススタイル
のあり方とそれを可能にする条件を考え、
生き方の豊かさを目標とする新しい人生・社会ゲ－ムの端緒を
つくっていければと思っております。

皆様と共に知恵を出し合い、励まし合いながら、
１人１人の稔りある生き方づくりを
進めていければと思っております。